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2004/11/02

ある秋の日

彼女の叫び声がいまでも耳にやきついている。

受け入れられるはずのない死が
そこにあった。

つねればいまにも起き上がりそうに
安らかに眠った顔が
そこにあった。

彼の棺には
嗚咽と
涙が
いっしょにしまわれた。

するすると運ばれた棺は
お経とともに扉の向こう側へと消えた。

外はあかるい秋の日射しに満ちていた。
ぬれたハンカチを握り締め
ぼんやりとたたずむしかなかった。

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コメント

◆ひーちゃん
 ほんとに涙が堪えられない式だったね。
 来てくださった方たちも彼をどんなに愛していたか、ほんとにやさしい若者たちだなーと思った。
 彼もご家族もすばらしい方たちだと思った。
 こんな死はあっちゃいけない、と思った。
 こんなときに、運命論なんてどうでもいい。
 わたしも叫んでやる。
 運命なんて運命なんて勝手に決めるなー! 

投稿: しづく | 2004/11/03 08:47

「若くして死ぬ運命だった」。最近になって、やっと、そう言われたとき素直に頷けるようになったのですが、やっぱり若い死に近くで接すると、「拭えない悲しみもあるんだ、運命のバカヤロー!」と叫びたくなりました。

投稿: ひ | 2004/11/02 22:30

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