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2004/10/15

『犬が星見た』を読む

武田百合子の著作を読み出して3冊目。
日々雑記→ことばの食卓→(KAWADE夢ムック武田百合子)→犬が星見た。
これに、あと『遊覧日記』と『富士日記』を読めば、彼女の本は網羅できるという。
手に入り次第読んでるので、年代は逆走気味だ。

KAWADEのムックには、ロシア旅行の写真が載っていて、ブハラの砂漠遊牧民の家、包(パオ)も見ることができる。合わせて読むことができてよかった。でも、小説の単行本(中央公論社の武田百合子全作品集)になぜこの写真は入れられなかったんだろうとも思うが。

  ◆

『犬が星見た』は、武田百合子さんが、夫の泰淳氏と友人の竹内好氏とともに旅した、ロシア旅行日記である。
昭和44年6月10日~7月4日まで、食べたもの、見たものを克明に記録してある。
百合子さんは、独特の視点を持っていて、きどりがなくて、正直だ。
まるで映像を映し出すかののように、平易な表現の文章で再現してみせる。
ムックにある、彼女の写真をみると、大輪のダリアのように華やかで美しい。こういう人にだけ許されるがさつさが、彼女のワイルドな魅力になっている。
「食べさせてもらってるから」、言われたとおりに日記をつけたりしたらしいが、彼女に卑屈さはみじんもない。
いつでもどこでものびのびと彼女らしくいる。
夫婦としての絆もとても強い。彼女は夫からにかぎらず、人から受けてる愛に対し、まっすぐに受けとめる人なのではないだろうか。人生を楽しめる人だと思う。その裏側に苦労もあったことが、彼女を一層くったくなく輝かせている気がする。

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コメント

◆ひさこちゃん
 おはよう。
 本によって違いますが、一気読みのときは2時間くらいで1冊のペースです。(寝食忘れる状態)
 犬みたいに、途中で区切っても問題ない本は、寝る前にちびちび楽しみに読んで、1週間くらい。
 早く見えるのは、同時進行してるからかな?
 朝と昼と夜で、読む本が違うことがよくあります。
 音楽を選ぶみたいに、気分で読みたい本を変えてるのです。 

投稿: しづく | 2004/10/17 10:30

わたしもやっと読み終わって、ことばの食卓をかりてきました。
あと、江国香織さんのつめたいよるにをかりてきました。
しづくさん、本を読むのが早いみたいですが、
いつ読書されていらっしゃしますか?
一冊読むのにどれくらい時間がかかりますか?

投稿: ひさこ | 2004/10/17 08:34

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