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2004/10/07

人体の不思議展

今日は娘が開校記念日で休みだったので、東京国際フォーラムへ人体の不思議展を見に行く。(クリック注意、標本はかなりグロいです)
展示されてる人体はすべて本物。『プラストミック標本』という特殊技術の開発で実現したものだ。
この種類の標本は、以前1995年国立科学博物館で、「人体の世界」という特別展でも紹介されていたので、特に新しいものではないが、私ももちろん娘も見るのは初めてだった。

娘いわく、「ねぇーねぇー、これって本物じゃないんでしょ?」
「いや、本物だよ」
・・・絶句。
「ねぇ、これって子どもが見てもいいものなの?」
・・・。

標本は、人体のあらゆる組織を解剖してみせてくれる。臓器、血管、神経、骨、筋肉。ものすごい数の組織が私たちの体をなしえていることがわかる。
見終わった後、さすがに肉は食べたくない。
パスタのランチを食べながら思った。

ああ、でも今みてきたのは、ハードウェアの部分だけだ、と。
人間の感情とか、性格とかなにが好きと嫌いとか、そういったソフトウェアの部分はなかったんだ。
そういうものがどこにあるかというと、やっぱり脳だ。生きている脳の中だ。
あれだけ解剖してみても、人間ってふしぎだ。
目にみえないものが、その人らしさをつくってる。

◆ おまけメモ ◆

(その1)
最後の出口の近くに、一体だけさわってよろしい標本があった。
じーとみて悩んでいると、目の前のカップルのうち、女性がしみじみさわっていた。
その人がさわっていた手を鼻に持っていって臭いをかいだ。
いっしゅん私たちはのけぞりそうになった。
男性は横で顔をそむけていた。
あの二人の今後がちと心配である。
わたしたちは、結局さわらずに帰ってきた。

(その2)
出口の売店で、いろんなものを売っていた。
ポストカードのところに、「大切なあの人へ・・・」とポップが書いてあった。
ポストカードはもちろんいろんな標本の写真である。
娘いわく「・・・・あんなの送って大切なあの人ってさー」
「そうだねー」
と話していたら、すぐわきに、何枚もそのポストカードを手にして喜んでいる美女二人がいた。
「・・・・・・・」

結論。女の人はすごい。

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コメント

◆ゆっこ
 すごいです。かなりグロいです。脳とか足の血管の標本のポストカードとか「大切な人に」送ったのか気になるところです。

◆ひさこちゃん
 ひさこちゃんは、だめかもしれません。
 気持ち悪いという目でみたら、超気持ち悪いです。
 科学的な好奇心でみるならば、大変興味深いです。

投稿: しづく | 2004/10/08 21:40

前にもどっかでやってましたよね。テレビで紹介されていたのみて、見るに耐えられるかな~と思って悩みました。でも、親子で見に行かれたのなら、イイモノなのでしょうか…。

投稿: ひさこ | 2004/10/07 19:57

HPチラッと見てきました。本物だと思うとすごい。
うちも随分前に、本物のミイラを子どもたちと見に行ったことがあるけど、やはり衝撃でしたねぇ。
でも、その女の人たちすごいわ。カップルが別れないことを祈りましょう(笑)。
ポストカードは…ブラックだねぇ。(^^;;

投稿: ゆっこ | 2004/10/07 18:26

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